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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
【Hの由来 ハイブリッドの生み出す新しい境地】
ブドウ品種はマルスランから来ています。
マルスランは掛け合わせのハイブリット品種。
ボルドー地域で栽培されることの多い
世界中で愛されているカベルネ・ソーヴィニヨン。
ローヌ地域をはじめ、南フランスやスペインで
栽培されるグルナッシュ。
この2種を、ブレンドではなく掛け合わせた品種なのです。
グルナッシュは鮮やかな色やフルーティさを、
カベルネは旨味や程よい渋味を与えてくれます。
従来のハイブリッド品種はマイナスを補うために
冷涼地方で改良され、あまり美味しいという
イメージがありませんでした。
ところが、マルスランは「いいとこどり」を
狙って作られた未来型のハイブリッド品種です。
さらにフランスのワイン法では地元の品種、いわゆる
地ブドウを使用することを常としているため、新しい品種、
ましてやローヌ地方以外の品種(カベルネ・ソーヴィニヨン)を
掛け合わせて使用することは、チャレンジとも言えます。
土地にカベルネの適正があるなればこそ、既成概念を打破し、
世界で愛される品種とまさに結婚することで、
ますます多くの方に親しみやすいワインになっています。
マイナスをプラスに変えるハイブリッドではなく、
プラス同士の化学反応を期待できる言葉として
『H(アッシュ)』と命名しました。
↓↓↓
•プラス同士のあえてのハイブリッド
•ブレンドではない
※別々に育った品種を醸造後に調合、
もしくは混醸すること。
•既成概念に囚われない
《 プロフィール 》
■産地 : フランス ヴァレ・デュ・ローヌ
■地質 : 石灰質の小石
■ブドウ品種 : マルスラン100%
■栽培:有機栽培
■熟成:新樽とステンレスタンク
■年間生産本数 : 2600本
■アルコール度数 : 15.5%
ブラックベリーなどの黒い果実、
たばこ、コーヒー、チョコレートの香り。
タンニンは濃くまろやか。
夏の灼熱と冬の冷風、痩せた土壌(むしろ石場)を
生き抜く生命力が凝縮しています。
《 ラベルデザイン 》
地形(トポグラフィー)をイメージして、現地の
テロワールや入り組んだ地質を連想させます。
エチケット紙もそのデザインを膨らませるように、
凹凸のある和紙を使用しています。
全体的に高級感と、モノトーンかつブラックな
デザインに仕上げました。
↓↓↓
•地形図によるテロワール連想
•ブラックによる高級感と凝縮されたワインを連想
《 コルク 》
カジュアルなコルクに思われてしまいますが、
環境を配慮したFSCラベルのついたコルクメーカーの
ものを使用しています。
FSC 認定森林の木材を原料とした繊維で
100%作られています。
また、製材所からのFSC認証木材の端材は、
未使用の材料と見なされます。
《 有機認証 》
今日の『有機ワイン』は幅広い仕様に対応しており、
ブドウ栽培技術(畑)だけでなく、ワイン醸造技術(醸造所)
にも考慮しています。
ワイナリーのワインには
2016年以来Certipaq Bio に認定された
『有機ワイン』のラベルがついています。
《 ヴァン・ド・フランスである理由 》
地元で伝統的に栽培されている品種ではなく
マルスランであるため、
AOCシャトーヌフ・デュ・パプ、
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュではなく、
ヴァン・ド・フランス(フランス産ワイン)になります。
※フランスでは、ワイン法により、その土地で
作っていいブドウ品種に制限があります。
それ以外のブドウ品種で作ったブドウを売っても
問題ではありませんが、あくまでもフランスで
作られたワインとしか名乗ることができないのです。
ワイン地域の産地を名乗ることはブランドの証明でもあり、
そちらの方が確実に売れるのですが、フランス産としか
名乗れなくてもこの品種で行くと決めた、生産者の
チャレンジ精神が伺えますね。
※夏季(9月末まで)はクール便代が加算されます※