




20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
※夏季(9月末まで)はクール便代が加算されます※
【Hの由来 ハイブリッドの生み出す新しい境地】
ブドウ品種はマルスランから来ています。
マルスランは掛け合わせのハイブリット品種。
ボルドー地域で栽培されることの多い世界中で愛されて
いるカベルネ・ソーヴィニヨン。
ローヌ地域をはじめ、南フランスやスペインで栽培されるグルナッシュ。
この2種をブレンドではなく、掛け合わせた品種
なのです。
グルナッシュは鮮やかな色やフルーティさを、
カベルネは旨味や程よい渋味を与えてくれます。
従来のハイブリッド品種はマイナスを補うために
冷涼地方で改良され、あまり美味しいというイメージが
ありませんでした。ところがマルスランは「いいとこどり」を
狙って作られた未来型のハイブリッド品種です。
さらにフランスのワイン法では地元の品種、いわゆる
地ブドウを使用することを常としているため、新しい品種、
ましてやローヌ地方以外の品種(カベルネ・ソーヴィニヨン)を掛け合わせて使用することは、チャレンジとも言えます。
土地にカベルネの適正があるなればこそ、既成概念を打破し、世界で愛される品種とまさに結婚することで、ますます多くの方に親しみやすいワインになっています。
マイナスをプラスに変えるハイブリッドではなく、プラス同士の化学反応を期待できる言葉として『H(アッシュ)』と命名しました。
↓↓↓
•プラス同士のあえてのハイブリッド
•ブレンドではない※別々に育った品種を醸造後に調合、もしくは混醸すること。
•既成概念に囚われない
【プロフィール】
産地:ヴァレ•デュ•ローヌ(フランス)
地質:石灰質の小石
アルコール度数:14、5%
ブドウ品種:マルスラン100%
年間生産本数:2600本
有機栽培、手摘み、新樽とステンレスタンクで
それぞれ熟成させています。ブラックベリーなどの
黒い果実、たばこ、コーヒー、チョコレートの香り。
タンニンは濃くまろやか。
夏の灼熱と冬の冷風、痩せた土壌(むしろ石場)を
生き抜く生命力が凝縮しています。
【ラベルデザイン】
地形(トポグラフィー)をイメージして、現地の
テロワールや入り組んだ地質を連想させます。
エチケット紙もそのデザインを膨らませるように、
凹凸のある和紙を使用しています。
全体的に高級感と、モノトーンかつブラックな
デザインに仕上げました。
↓↓↓
•地形図によるテロワール連想
•ブラックによる高級感と凝縮されたワインを連想。
【コルク】
カジュアルなコルクに思われてしまいますが、環境を配慮したFSCラベルのついたコルクメーカーのものを使用しています。
FSC 認定森林の木材を原料とした繊維で100%作られています。
また、製材所からのFSC認証木材の端材は、未使用の材料と見なされます。
【有機認証】
今日の『有機ワイン』は幅広い仕様に対応しており、ブドウ栽培技術(畑)だけでなく、ワイン醸造技術(醸造所)にも考慮しています。ワイナリーのワインには2016年以来Certipaq Bio に認定された『有機ワイン』のラベルがついています。
【ヴァン・ド・フランスである理由】
地元で伝統的に栽培されている品種ではなくマルスランであるため、AOCシャトーヌフ・デュ・パプ、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュではなく、ヴァン・ド・フランス(フランス産ワイン)になります。
※フランスでは、ワイン法により、その土地で作っていいブドウ品種に制限があります。それ以外のブドウ品種で作ったブドウを売っても問題ではありませんが、あくまでもフランスで作られたワインとしか名乗ることができないのです。ワイン地域の産地を名乗ることはブランドの証明でもあり、そちらの方が確実に売れるのですが、フランス産としか名乗れなくてもこの品種で行くと決めた、生産者のチャレンジ精神が伺えますね。